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2010年09月 アーカイブ

フルモデル・チェンジのありかた 5

フェイスリフトとは、機能的な部分はいうまでもなく、ボディや足まわりなど、大がかりなところには手をつけず、単に部分品の意匠を変えただけで、見た目にはまったく変わった印象を与えるという手法の一つです。


したがって、販売上ではフェイスリフトもモデル・チェンジの1種類であり、マイナー・チェンジと同様の扱いをすることが多いのです。


初期のシボレーが採用した毎年のようなモデル・チェンジとは、このフェイスリフトが主要な手法。


ときには極めてわずかなちがいしかなく、よほど注意して比べないと年式のちがいが分からないほどのものがありました。


したがって、クラシック・カーなどのレストアの作業の際に、破損したサイドランプやホイールキャップなどの小物を復元するとき、取り付けが可能とばかりに年式のちがったパーツを流用したりすると・・・


復元価値が一気に下落。


フェイスリフトは思わぬところで重要問題になっています。


また、中古車市場などで展示車の年式や型式を見分ける際にも、このフェイスリフトを受けた部分の形や色のちがいが役立っており、一見したところでは無意味に感ずる変更作業も意外と役に立つこともあります。


このように、マイナー・チェンジとは実用上ではまったく意味のないわずかな変更でも、レストアの価値や中古車の年式などの判定に役立つという点で、自動車とは極めて社会的な存在であることを改めて知らされます。


他の商品とは取り扱いが著しくちがっています。

フルモデル・チェンジのありかた 6

網の目のように張りめぐらされた大小各種のサイズ群の中に、販売店の系列別にちがった呼び名で姉妹車が作られ、さらに加えてスペシャリティ・カーがあり、スポーツ・カーがあります。


その上最近では、ワン・ボックス・コーチやピック・アップ・タイプなど、従来はトラックと見なされたものまで乗用車的なレジャー・カーとなり、4WDのオフロード車までがこれに加わっています。


しかし、フォード社がかつて実用本位のフォードだけであったのに対し、GM社が大衆車のシボレーから豪華車のキャデラックまで、中間のオールズモビルとポンティアックやビュイックを加え5シリーズとしたことで成功しました。


このように、アメリカでは車体全長で寸法的には10インチ、すなわち25センチメートルごとに、装備面ではエンジン容量で200㏄ないし300㏄ごとにクラスが区分されています。


これらの組み合わせで多数の別シリーズで呼ぼれるモデルが作られているのです。


それでは、ニューシリーズが生まれる余地はもはやまったくないかというと、そうではありません。


追加された例として、まず第一にはスペシャリティー・カーのソアラやレパードの例があり、これらは特殊なジャンルだけに作りやすいからかも知れません。


また、姉妹車の形で新シリーズを増やすこともあります。


前にも述べたように、GMが1920年以来とっている販売上の作戦がそれであり、実例も多いのです。

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