フルモデル・チェンジのありかた 6
網の目のように張りめぐらされた大小各種のサイズ群の中に、販売店の系列別にちがった呼び名で姉妹車が作られ、さらに加えてスペシャリティ・カーがあり、スポーツ・カーがあります。
その上最近では、ワン・ボックス・コーチやピック・アップ・タイプなど、従来はトラックと見なされたものまで乗用車的なレジャー・カーとなり、4WDのオフロード車までがこれに加わっています。
しかし、フォード社がかつて実用本位のフォードだけであったのに対し、GM社が大衆車のシボレーから豪華車のキャデラックまで、中間のオールズモビルとポンティアックやビュイックを加え5シリーズとしたことで成功しました。
このように、アメリカでは車体全長で寸法的には10インチ、すなわち25センチメートルごとに、装備面ではエンジン容量で200㏄ないし300㏄ごとにクラスが区分されています。
これらの組み合わせで多数の別シリーズで呼ぼれるモデルが作られているのです。
それでは、ニューシリーズが生まれる余地はもはやまったくないかというと、そうではありません。
追加された例として、まず第一にはスペシャリティー・カーのソアラやレパードの例があり、これらは特殊なジャンルだけに作りやすいからかも知れません。
また、姉妹車の形で新シリーズを増やすこともあります。
前にも述べたように、GMが1920年以来とっている販売上の作戦がそれであり、実例も多いのです。